ノンデザイナーズ・デザインブック(Robin Williams)
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デザイナーではない人向けのデザインの本。たった4つの原則を適用するだけで、デザインが向上することを、実例を見ながら理解できる。
感想
この本は、デザインを正式には学んだことがないけれども、デザインする必要がある人たちのために書かれました。(中略)。私はこの本で、良いデザインの仕事なら実質的に必ず利用されている4つの基本コンセプトを提示します。
本書の冒頭で上記のように書いてある通り、本書は、「デザインを知らない人が、デザインの良し悪しを判断することができる道具を手に入れられる」というものだと思った。 読後、電車内の広告や、業務のスライドを楽しんで見れるようになったことだけでも、読んだ価値があると感じた。例えば、「この広告の文字のデザインが左上と左下で反復されているな」と「言う」ことが出来るのと、「なんとなくいいデザインだな」と思うだけでは、楽しめる度合いも違う。あらゆる広告に囲まれて、ストレスを感じている現代人にもお勧めできる本だと思った。
上記の4つの基本コンセプトは、「コントラスト(Contrast)、反復(Repetition)、整列(Alignment)、近接(Proximity)」だと、筆者は掲げている。これらを 、単独で使ったり、組み合わせることにより、本書中の悪い例が良くなる様を比較しながら見ていくことが出来た。
他にも、色やタイポグラフィについてのポイントも説明されている。